2018年10月09日

大学院生向け講義

火曜日は大学院生向けに「宇宙物理学特論」という講義を担当しています。
前期に単位を取り終えてしまう人が多いらしく、受講者は3名と少ないですが、逆に一つ一つ理解を深めながら進めています。
今年もTHE PHYSICAL UNIVEZRSE (Frank Shu著)をベースにお話をしています。
今日は前回の続き、太陽(Chap 5)の話の続きと恒星(Chap 8)についての話でした。
太陽中心部で発生した光子は太陽の表面に到達するまでに約3万年もかかることや、恒星の光度がなぜ質量の4乗に比例するのかなどについてが今回の話題でした。
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2018年10月05日

台風25号が近づいています。これを読んでいる皆様のところは いかがでしょうか?
今朝は雨の中に差し込んだ光で、立派な虹が見えました。

今日金曜日で10月、後期の第1週目が終わります。
毎週、金曜日は「進捗会」と称して、研究室メンバーそれぞれの1週間の研究活動の報告をしてもらっています。
新しく研究生活に入った3年生も研究テーマが決まり、それぞれに取り組み始めました。良いスタートが切れたのではないかと思います。

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2018年10月04日

星空の水族館 - マナティ星雲

わし座に位置するW50という星雲は別名マナティ星雲と呼ばれています。下の図はアメリカのVery Large Arrayという電波望遠鏡で得られた画像で、まさにマナティが泳いでいるような姿です。私たちも九州大学の研究グループと一緒に、この天体の磁場構造について研究しています。

この星雲は約2万年前に形成された超新星残骸であり、その中心にはSS433と呼ばれるブラックホールと巨星からなる連星系があり、マイクロクエーサーとして注目されています。ここから光速の0.26倍のジェットが、我々に対してほぼ垂直に噴き出しており、これが超新星残骸に当たり、このような奇妙な形を作っているそうです。

昨日の科学雑誌Natureに、メキシコにあるHigh Altitude Water Cherenkov(HAWC)観測所で、この天体から25TeVのγ線が検出されたとの報告がありました。16μGの磁場中に100TeVという非常に高いエネルギーを持つ電子が存在しているようです。
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